豚肉
豚肉は牛肉や鶏肉と同様、馴染みのあるお肉でよく食べられていますよね。
牛肉に比べると価格も安く、栄養価も高いので人気の食材ですが、それだけでなく料理の幅が広くバリエーション豊かなのが魅力です。
そして、豚の種類や部位によって味や食感が異なるのも豚肉の特徴です。
最近では品種改良されたブランド豚も登場し大きな注目を集めている日本では定番のお肉ですが、豚肉は外国でも広く食べられています。
豚肉の消費量が最も多いのはデンマークですが、香港、オーストリア、スペイン、チェコ、ドイツなども挙げられます。
日本では年間消費量16kg/人となり、世界的に見ると少ないほうなんだそうです。
豚肉が世界中で食べられている一方でイスラム諸国などでは宗教的な事情により豚肉を食べることができない国もあります。
私たち日本人にとっては宗教的な問題で食べられないものがあるという感覚がわかりづらいですが、このような国ではファーストフード店やスナック菓子などにも特別な表示が義務付けられているそうです。
栄養
豚肉にはビタミンB1が多く含まれており、疲労回復にとても効果的な食材であると言えます。
中国では古くから疲労回復や滋養強壮によく効く食材とされているそうですが、ビタミンB1の含有量はなんと牛肉の10倍にもなるんだとか。
筋肉に溜まる疲労物質や乳酸を取り除き夏バテにも有効。
さらに酵素を助ける働きもあるため、不足すると糖質をエネルギーに変える働きが悪くなってしまいますが、ビタミンB1はそんな時に現れる疲れや手足のしびれ、むくみなどの症状を緩和してくれます。
ビタミンB1だけでなく、B12も豊富に含まれているため、脳の働きを活発にさせる効果もあります。
そして、これらのビタミン類は肌の活性化にも最適。
アンチエイジングや美肌を保つためにもいいというわけです。
高カロリーと誤解されがちですが、豚肉は低カロリーでダイエット向きの食材です。
部位によっては脂身を多く含みますが、その脂身の中にはコレステロールを下げる脂肪が多く含まれています。
そのため、コレステロールが気になる方にもおすすめの食材です。
ほかにも皮膚や毛髪、筋肉、血液、骨などを作るために必要なたんぱく質も良質で豊富です。
歴史
豚肉の歴史は6000〜8000年前に遡ります。
イノシシを家畜用に改良したのが豚だと言われているそうです。
紀元前2800年(新石器時代)にはヨーロッパからアジアにかけて広い範囲で食されていました。
日本に本格的に豚肉料理が入ってきたのは明治時代に入ってからだそうで、それ以前はイノシシのお肉が食べられていたそうです。
当時、宣教師によって豚肉が持ち込まれましたが、あまり普及しなかったそうです。
一方、沖縄では外国の食文化の影響を受け日常的に豚の飼育が行われていたとか。
こんな背景もあり、沖縄では豚肉料理が発展し、豚肉は沖縄の特産品と言われ黒豚が誕生したそうです。
明治時代以降は家庭でも一般的に豚肉が食べられるようになり価格も比較的安くなっていたそうで、その頃には既に豚カツも食べられるようになっていたそうです。
それ以降、豚肉はどんどん浸透し欠かせない食材の一つとなりました。